長年使ってきたお風呂は愛着を感じますね。しかし、劣化が見られたり寿命が間近に迫っていたりするなら、リフォームのタイミングです。
「使い勝手に関しては、全然困っていない」とお思いでも、数年後にはあちこちで不備が出てくる可能性が。
困った事態に直面する前にリフォームをすれば、今よりも快適なお風呂ライフが待っています。
この記事では、故障する前にしておきたいお風呂リフォームのタイミングについてご紹介します。
ご自宅のお風呂もリフォームする時期に差し掛かっているかもしれません。
■お風呂リフォームを考えた方がいいタイミング
お風呂リフォームを考えた方がいいタイミングの多くは、設備に劣化が見られるときではありますが、それ以外にも使用する側の都合に合わせてのタイミングがあります。
どちらもあてはまったら、早急に計画に移ったほうがいいでしょう。
・築20年が経過した
お風呂の寿命は15~20年とされています。
20年が経っているなら、設備にも不備が見られるようになりますので、一つの目安として検討するといいでしょう。
また、見た目に問題がないとしても壁の内側などでは腐食が進んでいることがあり、そうなると建物自体を脆くしてしまう原因になります。地震などの災害で建物に大きな被害が出てしまう可能性があるので、なるべく早めに業者に点検してもらうといいでしょう。
・劣化が目立つ
お風呂はバケツのようなものです。
防水性のある素材で一つの空間を作り、ほかの建材に水分が浸透しないような構造をとっています。
しかし、時間がたつと防水性が弱くなってしまうので、今まで防いでいた水分が内部に入り込んで、傷みがさらにひろがることに。
ご自宅のお風呂にこれらの劣化は見られませんか?
- ☑ 壁面にあるゴムのつなぎ目がカビでボロボロ・ひび割れている
- ☑ 壁・床・浴槽にひび割れやサビがある
- ☑ 湿気がこもりやすくなった
- ☑ カビがよく生える
- ☑ 排水が流れにくく、臭いがする
- ☑ 温度調節に時間がかかる・うまくいかない
設備も20年がたってしまうと、性能が落ちて壊れやすくなります。
とくに換気扇はうまく作動しないと湿気が長くとどまることになり、カビが発生しやすく劣化しやすい環境を意図せず作ってしまいます。
修理用のパーツもたいてい生産終了から10年で廃棄されてしまうので、故障したとしても修理に対応できないことが多いです。
・冬場が寒い
在来工法とよばれるタイルなどで壁や床などを覆ったお風呂場は、ユニットバスと比べて断熱性は密閉性に劣るため、冬場はとくに寒さを感じます。お風呂場に寒暖差ができてしまうことから、高齢の方はヒートショックという急激な温度変化が起こりやすく、血圧の変動によって心筋梗塞や脳卒中につながる恐れがあります。
また、寒い時期は光熱費がかかるため、このようなお風呂だと暖めるまでに余分な時間や費用がかさんでしまうでしょう。それが一日二日なら問題ありませんが、毎日となると膨大になるため、領収書を見るたびに憂鬱になるかもしれません。
・腰痛や関節痛がつらい
年を重ねると徐々に身体の節々が痛くなって、昔なら何でもなかった動作もつらくなってきます。
お風呂場は立つ・座るの動作が狭い空間で行われるので、高齢者には転倒やケガのリスクがついてまわるでしょう。
ついついタオル掛けの金具を手摺り代わりに使っているという方がいますが、人の体重がかかることを想定して設置されていないので、ある日外れて転倒、ぎっくり腰もあり得ます。
お風呂全体のリフォームに予算を割けないのであれば、手摺りや呼び鈴の取付けだけでも考慮したほうがいいかもしれません。
樹脂製の滑りにくい床にするのもオススメです。
■リフォームしたほうが実はお得?
リフォームは普通に生活を送っている人にとって高い買い物ですが、一度してしまえば経済的なメリットが多いです。
・掃除が楽に
ユニットバスは手入れがしやすく、汚れのつきにくい素材でできているため、掃除にかける時間が在来工法に比べて圧倒的に少ないです。
タイルの目地は非常にカビが付きやすいうえに掃除に手間がかかるため、大掃除のときはとくに気が重くなる場所。ユニットバスは掃除の頻度も少なくなるのに連動して、使用する洗剤や道具も少なくなるので、費用面でも時間面でも節約になります。
最新のシステムバスは掃除機能も付いている製品もあり、蓋を閉めておけば自動的に排水からお湯を張ってくれる便利なものもあります。
・節水、保温効果がある
シャワーヘッドのほか、最近の製品は節水効果に優れたものが多く発表されています。
浴槽でもマルチステップという腰掛けにちょうど良い段差がつくられたタイプがありますが、浴槽内に体積が増えることになるためこちらも節水になります。
また、熱をなるべく逃がさないよう保温効果が高かったり自動保温機能がついていたりと、光熱費を抑えるための工夫が多くの面で施されているのもうれしいところ。人数の多いご家庭などでは、あるとないとでは大きな差ができるでしょう。
・修理費がかさばらない
「まだ使える」とだましだまし壊れた場所だけを修理していても、修理がかさめば高額になってしまったり、最終的にリフォームをすることになればその修理代が無駄になってしまったりすることがあります。
不具合が見られたら、その場所だけでなく別の場所も劣化している可能性が高いので、早めにリフォームしてしまったほうが経済的といえます。
■まとめ
お風呂リフォームは劣化や使いにくさを感じたら、早めに決断して行うことがオススメです。
お風呂場は裸になる場所なので無防備になりやすく、気を抜いているときにケガをしてしまうので、劣化状態を放置するのはよくありません。
アキラ ホームは兵庫県三木市・神戸市・加古川市・明石市・小野市にて、水回りをはじめとしたリフォーム工事を幅広く行っています。
大工として35年以上のキャリアがございますので、お家に関してお困りのことがあれば、ピッタリのご提案ができます。
小さな工事から受け付けておりますので、リフォームをお考えでしたらぜひご相談ください。